【画像あり】その見慣れないブツブツは、コンジロームかもしれません!

コンジロームはセックスによって感染する、性感染症です。
ここ数年で非常に急増している性病で、コンドームを着用していてもペニスの根元や陰嚢(いんのう:タマ袋)、肛門が感染しているパートナーの粘膜に触れることでうつることがあります。

上記は徐々に大きくなりつつあるコンジローム

感染しても痛み・かゆみ・膿が出る、などの自覚症状がないため発見が遅れることが多く、重症化してからご来院なさる方も少なくありません。
コンジロームは小さなブツブツがぽつぽつと少しずつでき、やがて大きくなる、数が増えるなど放置することで重症化していくケースがあるため注意が必要です。

亀頭、尿道口の周辺、尿道口の内側、カリ首、裏すじ側、陰茎(包皮の内側、外側)、ペニスの付け根、陰嚢(いんのう:タマ袋)、肛門周囲、肛門の内側などペニスの周囲は全体的に発症するエリアとお考えいただければと思います。

上記は急激にコンジロームが広がった状態

入浴時やトイレで、または性行為の後にペニスを見たときに、それまでなかったブツブツが出てきたらコンジロームを疑ってください。
当院のような専門クリニックで早期に受診し、性病の「コンジローム」か、単なるブツブツの「フォアダイス」か、を正しく診断・処置してもらうようにしましょう。
フォアダイスは急激に増えることは考えにくいですが、コンジロームはあるときに急に増え、大きくなるケースがあります。

上記はペニスがコンジロームで覆われた状態

感染しやすい性病のため、パートナーにうつす可能性もあり大変危険です。
放置すると男性は陰茎ガンを、女性は子宮頸ガンを引き起こすことがあるため、ご自分だけでなく大切なパートナーにもかかわる問題となります。
コンジロームは高周波メスによる電気焼灼(でんきしょうしゃく)、炭酸ガスレーザーの照射による除去がもっとも効果的です。

コンジロームは再発を繰り返すケースがある、皆さんが思う以上にやっかいな性病です。
感染すると自然に治ることはないため、「そのうち消えるだろう」と楽観視せず、お早目に私たち専門クリニックへご相談ください。