長期休暇で子供の包茎手術

最近、忙しさを言い訳にしてブログをさぼっていましたが、ここ数日小学生や中学生の親からのお問い合わせが多くて、これはネタとしてブログにUPしなければと思い、重たくなった体に鞭打って、頑張って書きます。
夏休みになったせいか、長期休暇という事もあり、小学生や中学生の子供をお持ちのお父様やお母様からお問い合わせが多く、この前も中学1年生のお子様をお父様がお連れになって、カウンセリングを受けていかれました。
お電話で「息子が真性包茎みたいで、治療してあげないといけないと思い、今回カウンセリングをお願いします」と言ってご予約を取られてご来院されたのですが、診察をしてみると、真性包茎ではなく、カントン包茎でした。
「一緒にお風呂には入るのですが、恥ずかしがってあまり見せてくれなく、たまに目に入っても、しっかり皮が被っていて、つかまえて無理やり剥こうとしたら痛がって逃げるので、これは間違いなく真性包茎だから、早く治療してあげようと思ってました。」という理由で息子さんは真性包茎と思いこまれていたようです。
兎にも角にも、手術をするかどうかは、現状の息子さんのライフスタイルやメンタル的な事まで総合的に考え、手術方法をご説明してご納得頂いてからのお話ですからと、まずは診察とカウンセリングをおこないました。
診察は息子さんだけで、痛がっていましたが、やさしく剥いてあげると剥く事ができ、しかし、包皮口がせまくて締め付けが強い為、どっちにしても手術は避けられないという状態でした。それからお父様を交え、カウンセリングを図解や症例写真で詳しく説明して、では治療をどうするか検討する事になりました。
お父様はできるだけ早く治療させてあげたいのですがと言われましたが、横に座っている息子さんは非常に不安そうな表情で硬直していました。
多分さっき診察した時に、亀頭を「ちょん」を触っただけでもビクンッとしていたので、術後にそんな敏感なところが露出する事を考えると、怖くなってしまったのだと思いました。
そんな不安そうな表情の息子さんを見て、このまま治療を近日中にする事になると、息子さんは包茎手術に変なトラウマを抱えてしまうかもしれないと思い、お父様にその旨を伝え、話し合いの結果、来年の2月から3月位の受験シーズンだったら、部活も休みになるという事で、その頃治療をする話に落ち着きました。
それまでは、お風呂に入った時は必ず皮を剥いて亀頭を洗って、少しでも治療後に亀頭が慣れやすい状況にするようアドバイスもしておきました。
約半年間かけて、少しでも亀頭が露出する事に慣れるようするかしないかで、術後の生活も変わる事を説明しました。
息子さんは、近日中に包茎手術をしないですんだので、少しほっとしているようでした。

確かに真性包茎やカントン包茎は自然に治るものではありませんから、いずれ手術をしないと治りません。
しかし小学生や中学生のお子様は、まだ子供です。
包茎は、緊急な治療をしないといけない病気でもありません。
お子様の包茎手術は、まず第一にメンタル的な事を考えてあげましょう。
亀頭が突然露出すると、痛みでへこへこ歩きになったり、体育の授業を休まないといけなかったり、部活も休まなくてならない状況になります。
友達に休む理由を聞かれ、「包茎手術したんだ」という事は、大体の息子さんは話せません。
へたをすれば手術をした事がばれて友達にからかわれるかもしれません。
そんな事を考えて、息子さんの包茎手術の時期を考えてやって下さい。

でも、親が子供の包茎手術の事を考えてやるってすばらしい事だと思います。
ちなみに私の親は、私が仮性包茎の手術をした事は知りません。
高校に入ってから、自宅に彼女をよく連れ込んでいたから、勝手に大丈夫と思っていたのかもしれませんが、シモの話は大体の家庭ではタブーとされている事が殆どです。
そういう話にくい事を家族で話せる事は良い家庭なんだなと思います。
お子様の包茎手術の相談は船橋中央クリニックへ。


シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする