ペニスのイボ、それは性病のコンジロームかもしれません!!

コンジローム(尖圭コンジローマ)を受診なさる患者様が、ここ数年で急増しています。
当院が「コンジローム治療の症例数が多い専門クリニック」として他のドクターから紹介されていることも影響していると思うのですが、感染している方の数が激増していると実感しています。
多くの方は、イボがかなり「育った」状態で来られます。
亀頭、陰茎、ペニスの根元、陰毛の中、陰嚢(いんのう:タマブクロ)、肛門などに発症するケースが多いです。
はじめは小さなイボが大きくなりながら数が増え範囲も広がっていき、飛び込むように当院へ駈け込まれる方も少なくありません。
イボが小さなうちにお越しいただくと重症化するリスクはグッと下がるのですが、痛みもかゆみも膿も出ない性病のため、「ニキビみたいなものかな?」と放置しておく方が大変多いことが現状です。

多くの方が「普通のイボではない」と自覚される大きさの目安。

数年間放置し、亀頭、陰茎全体に広がったコンジローム。

しばらくしてイボの数が増えるとともに「これは病気かも??」と思い始め、ネット通販で軟膏を購入する、保険適用の泌尿器科・皮膚科・性病科で軟膏処置や液体窒素(ちっそ)治療を受ける、というケースも多いようです。
ネットで成分もわからない薬を購入することは、絶対におすすめしません。
なお保険適用のコンジローム治療は主に軟膏の塗布、液体窒素によって小さくしていく、といった方法となりますが、数年間くり返しの通院となることも少なくありません。
保険適用の治療では完全な除去ができず、「少しずつ小さくしていく」という方法では残っているコンジロームが成長し数を増やしていくため、なかなか完治しないというデメリットがあります。
奥様や彼女など、女性のパートナーに感染すると膣内にコンジロームが蔓延し、出産への影響、子宮頸がんの誘発など男性以上に深刻な状態となります。
膣への挿入だけでなく、フェラチオなどオーラルセックスでも高い確率でうつってしまうため、「あやしい」と思ったら注意が必要です。
当院では部位、数、状態によって治療法を分けており、「炭酸ガスレーザー」「高周波メス」など約10分で終了するレーザーによる焼灼(しょうしゃく)治療や、皮を部分的に取り除く約20分の「包皮切除」を行っております。

炭酸ガスレーザーで処置をした状態。治療直後からカサブタ状になり、出血もほぼありません。

コンジロームの症状から的確な治療法を判断する必要があるため、ぜひ当院のように症例数の多い専門クリニックで受診なさることをおすすめいたします。
コンジロームは早期発見、早期治療が重症化させない一番の方法です。
自然に消失することはないため「治るだろう」と楽観せず、疑わしい場合はすぐご相談ください。


コンジローム(尖圭コンジローマ)のくわしい解説は、
船橋中央クリニック・コンジロームの専門ページ
「青山セレスクリニック・コンジロームの専門ページ」
をご覧ください。

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