当院は電話・メールにてご相談を承っており、様々なご質問が寄せられます。
その中でも多いご質問が、「尖圭(せんけい)コンジロームの見極め方」についてです。
多くの患者様は以下のような流れで、「もしかしてコンジローム・・・??」と疑いを持たれるようです。
➀少し前からペニスに小さなイボができた。
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②たんなるニキビのようなものかと思っていたら、いつまでもなくならない。
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③大きくなり、数も増えたように感じる。
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④インターネットで調べたところ、どうやら「コンジローム」という性病らしい・・・。
本来は①か②の時点でクリニックで受診なさることが望ましいのですが、まさかご自分が性病に感染していると思わないため、どうしても長く放置することとなってしまいます。
コンジロームは強いウィルスのため、放置しておくと成長し完治までに時間がかかることになります。
コンジロームの画像をインターネットサイトで調べると、ニワトリのトサカのように「扇形の波状のもの」が出てくるケース多いため、「自分は該当しない!」と安心されてそのままにしておくケースもあるようです。
コンジロームの形状は様々で、以下のタイプが代表的です。
・ニワトリのトサカ型
・小さな粒状
・小さな粒が集まったアブク状(みかんをむいたような形)
・大きな粒が集まった、コンビーフ状

上記画像は「みかんの形状」と「ニワトリのトサカ状」のコンジローム

上記画像は「粒状」と「みかんの形状」のコンジロームと、似た形状のフォアダイス。

上記画像は「コンビーフ状」のコンジローム
色も白、赤みがかったもの、肌色、茶色、黒に近い色などがあります。
痛みもなく膿も出ず、徐々に広がりながら成長するためどうしても気付くまでに時間がかかってしまいます。
男性はペニスの見える位置に上記のようなブツブツができますが、膣の中を開かないと見えない女性は、女性自身が気付くことは非常に難しいためより注意が必要です。
コンジロームを完治させるためには、「初期段階で発見」「すぐに処置」が鉄則です。
「このブツブツ、あやしいかも?」と思われたらすぐにご相談ください。