尿道口付近のぶつぶつ(コンジローム)、中にもできていませんか?

痛みやかゆみ、膿みが出るなどわかりやすい症状がないため気付きにくい性病・コンジローム。
 近年、非常に増えている性病です。
亀頭、陰茎、陰嚢(いんのう:たま袋)、肛門、ペニスの付け根に泡状や鳥のトサカ状のイボができるウィルスです。

尿道付近、尿道内にコンジロームができた状態。

炭酸ガスレーザーによって、イボをひとつひとつ除去する方法が効果的です。
ただ、レーザーが届かない範囲になると非常に厄介なため、できる部位によっては可及的速やかに除去なさることをおすすめしております。
尿道口付近にできたもの、肛門の周囲にできたものは注意が必要で、ウィルスが広がっていくと尿道の奥へ、肛門の奥へイボができていきます。
炭酸ガスレーザーはある程度の深さまで対応できますが、例えるなら「イボが井戸の奥のほうへ逃げ込んでしまう」とレーザーによる処置は行えなくなります。
写真は尿道口付近と尿道の中にコンジロームができている状態です。

黄色で囲ったものがコンジロームです。尿道の奥にもぐりつつある状態です。

日常生活で尿道口を開くことはないと思いますが、尿道口付近にコンジロームができた疑いがある場合は尿道口を左右に開いて中を確認することをおすすめします。
写真の患者様は亀頭のコンジロームに気付いて受診されましたが、診察によって尿道口の中にあることがわかりました。
だんだんと尿道の奥へ増えていくことは避けたいため、即日の治療となりました。
ひとつひとつをレーザーで除去し、取り残しがないかくまなくチェックし約15分で終了しました。
コンジロームは再発性の高いウィルスで、特に尿道や肛門はその形状上、再発しやすい部位であるため治療後しばらくは注意が必要です。

ご自分では判断しづらい、見つけにくいケースも多く、時間が経って症状が進行してから受診なさる方も少なくありません。
このサイトをご覧になり不安を感じている方は、まずは診察カウンセリングでコンジロームが発症しているかどうかを専門クリニックで判断してもらうことをおすすめします。

早期発見、早期治療がコンジロームを完治させる大事な手段となります。
ご心配な方は、ぜひ当院へご相談ください。