【画像あり】締め付けの強い包茎を「カントン包茎」といいます。

皆さんがよく耳にする包茎の状態は、「仮性包茎(かせいほうけい)」と「真性包茎(しんせいほうけい)」だと思います。
スルッとむける状態が仮性、むけない状態が真性、でどちらもおなじみの用語ですね。
では、その中間にあたる「むけるけれども皮の出口に締め付けがある包茎」は?
正解は「カントン包茎(かんとんほうけい)」といい、「嵌頓」という難しい字を書きます。
一見なじみのないマイナーな言葉ですが、実はカントン包茎の状態の方は多くいらっしゃいます。

矢印部分の皮の出口が締め付けている、カントン包茎。

締め付けのレベルの強弱は個人差がありますが、むくときに皮の先端が亀頭を抑える感覚がある、むくと亀頭の下や陰茎がくびれる、という場合はカントン気味の包茎と考えられます。
上記写真のように、黄色の矢印部分が皮の出口となりますが、亀頭の大きさよりも皮の先端がせまく、スムースにむけない状態とお考えください。

スポーツや性行為、チャックではさんだことで皮の先端の締め付け部分が傷付き、治っていく過程で皮膚が硬くなることがあります。締め付けのレベルが一層強くなり、徐々にむけにくくなります。皮がむけにくいことで不衛生となり、ますます締め付けが強くなることもあります。
糖尿病の方、または血糖値が高めの糖尿予備軍の方は締め付けが徐々に強くなる傾向にあり、やがて本格的なカントン包茎、まったくむけない真性包茎などのいわゆる「糖尿型包茎」となっていきます。

上記画像:糖尿病によって皮の出口の締め付けが急激に強くなり、皮がむけない状態。

皮の出口が強くなると、上記の画像のように「先端が太い輪ゴムで締め付けられてむけない状態の包茎」となります。
この場合は通常の包茎手術ではなく、強い締め付けを除去する治療工程が必要となります。
このように、皮がむけにくい状態の包茎「カントン包茎」の場合、ふとしたきっかけで締め付けが強くなるケースがあるため、自覚がある方は注意が必要です。
無理に皮をむくことで先端に傷が付き、なおさらきつく締め付けるケースもあります。

「もしかして締め付けてる??」と自覚症状のある方は無理をせず、当院のような専門クリニックへどうぞご相談ください。
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