コンジローマ治療:症例を詳しく紹介

発症〜イボの成長

尖形コンジローマ発症から5カ月ほど経過した例。

初めは一般泌尿器科でベセルナクリーム・液体窒素で治療をされていたようですが、改善せず、むしろ悪化しており今に至るそうです。

亀頭部から陰茎部全体に症状が広がっている状況です。

  

治療方法の選択

亀頭部は炭酸ガスレーザーを用いて治療を行いますが、包皮部分のコンジローマは広範囲かつ包皮の裂傷により再発が多く予測されるため、通常は、「包皮切除(包茎手術)」をおすすめする状態です。

今回はご本人様のご意向もあり、亀頭部、陰茎部ともにレーザー単独での処置を行いました。

 

治療直後の状態

   

怪しい部分を含め全て除去しました。

術後経過について

術後は擦りむけたような状態ですが、2~3週間ほどかけて上皮化し、傷は完治します。

ですが、尖圭コンジローマは非常に再発しやすい病気のため、治療後の傷が治る過程で再発していることもあります。

術後経過を細かくみながら、再発をした場合はその時点で繰り返し治療を行うことにより完治に近づいていきます。

レーザーだけでは再発を繰り返す場合、最終的に「包皮切除(包茎手術)」を行うことも可能です。

悪化する前に、早めの受診をおすすめいたします。


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