包茎手術商法にご注意ください!!

「包茎手術商法」
Wikipediaなどにも登録されているこの言葉を、お聞きになったことはありますか?

いわゆる「アップセル商法」で、サイトや雑誌で包茎手術の料金を安く掲載し患者様を集め、
「その金額ではきれいには仕上がらない」と高額な治療をすすめ強引に受けさせる商法を言います。
「病院なのにそんなことをするところがあるの??」と疑問に思われるかもしれませんが、実はこういったトラブルは10年以上前から横行しています。
各都道府県の行政、消費者庁も対策に乗り出ししばらく聞かなかったのですが、昨年からふたたびそのような「料金トラブル」にあわれた患者様からのご相談が多くなりました。

他院で受けた包茎手術後の汚い傷跡の相談、凹凸ができた亀頭増大後の修正希望などが寄せられ、その方々が決まって「OOクリニックで受け、高額な治療費用を請求された」とおっしゃいます。
広告が多く出ている全国チェーン系なら安心、と思って相談に行かれ、上記のようなトラブルにあうケースがほとんどのようです。
100万円を超える包茎手術、150万円以上かかった亀頭増大・・・・しかも仕上がりはお世辞にもきれいとは言えません。
医療ローンを組まれている方も多く、修正しようにもその費用が捻出できずお困りの方も多くいらっしゃいました。

このようなトラブルを避けるには、担当ドクターが雑誌やサイトに顔写真を掲載し、氏名や経歴も出しているクリニックを選ぶこと、を大前提にしてください。
全世界に向けて素性を公開しているドクターが、詐欺まがいのことは行いません。
まずはそこで、ふるいにかけると大きな被害を避けることができます。

このあとインターネットでクリニックを検索するとお分かりになると思うのですが、実はほとんどのクリニックが「ドクターの顔写真」「氏名」「経歴」を掲載していません。
なぜなら、常勤ではないアルバイトドクターが担当するケースがほとんどだからです。
普段は別の科目の診療を行っているドクターが週に何回か包茎手術クリニックにバイトに来る、というケースが横行しています。
専門ではないドクターがたんとうしてきれいに仕上がるほど、包茎手術は簡単な手術ではありません。
しかも、仕上がりに納得できずに検診でじゅしん受診すると、「そのドクターは退職しました」と言われるケースがほとんど。
顔も名前もわからない・・・そもそもドクターだったのかもわからない(さすがにドクターでしょうが!!)・・・、そのため泣き寝入りするしかなくなってしまいます。
代わりに診察したドクターもアルバイトなので、真剣に話を聞いてはくれません。

大学生、新社会人が包茎手術を受けやすいこの時期は、上記のようなトラブルが多発します。
しかも、増加傾向にあります。
どうかクリニック選びは慎重に行い、担当ドクターが誰なのかはっきりと確認してから受けるようにしてください。
満足できる包茎手術を受けるために、担当ドクターがはっきりと掲載されているクリニックを選ぶようにしましょう。