若い世代でも起こる心因性ED、その真実に迫る

今回は、20代の男性に意外と多い「心因性ED」、そして、若い男性でもなりえる「器質性ED」についてそれぞれ解説していきます。

若い世代でもEDは無縁ではありません。気になっている方がいればぜひこのブログを参考にしてください。

心因性EDとは?

ED(勃起不全)は、性的興奮時に十分な勃起が得られない、または維持できない状態を指します。

心因性EDは、身体的な要因ではなく、心の問題や精神的なストレスが原因となって起こるEDのことを指します。

20代に多いのはなぜ?

20代は身体的な健康がピークに近い時期ですが、心の面でのプレッシャーや不安、ストレスは多い世代でもあります。

20代特有のプレッシャーとは?

社会進出のプレッシャー:新卒としての職場環境や初めての社会人としての役割、期待に応えなければという重圧が心の負担となることがあります。

経済的自立のプレッシャー:初めての生活設計や経済的な自立は、多くのストレスを生む原因となり得ます。

初めての経験:最初の性的経験や、初めての長期的な関係は不安要素として大きく、自信喪失やパフォーマンスアンクシエティを引き起こすことがあります。

過度な情報:ネットの普及による情報過多が、理想のギャップや不安を生む要因となることも。

意外と多い妊活ED

「妊活中のED」は、多くのカップルが直面する問題の一つとなっています。妊活中の男性がEDを経験する主な原因を以下に詳しく説明します。

心理的プレッシャー

性行為の目的変化:妊活を開始すると、多くの場合、性行為の主な目的が「子供を授かること」にシフトします。この結果的なプレッシャーが、自然な性的興奮の妨げとなることがある。

不安や焦り:繰り返し妊娠に失敗すると、その都度男性が自分を責めるようになることがあります。このような状況は、EDのリスクを高める要因となります。

生活習慣の変化

性行為の頻度:排卵日を意識して性行為を重ねることが、身体的・精神的な疲れを引き起こす場合があります。

ライフスタイルの変化:妊活に専念するあまり、運動不足や不健康な食生活になることが考えられます。
ホルモンの変動:男性のテストステロン値は、日常のストレスや疲れなどによって変動することが知られています。妊活中のストレスは、このテストステロン値に影響を及ぼす可能性があります。

通院や治療によるストレス:不妊治療を受ける場合、頻繁な通院や治療のストレス、また精液検査などのプレッシャーが、EDを引き起こす要因となることがあります。

関係性の変化:妊活を続けるうちに、パートナーとの間に距離感やコミュニケーションの欠如を感じることがある。これが、間接的にEDの原因となることも。

器質性EDとは?

器質性EDは、体の具体的な異常や疾患が原因となって勃起不全が起こる状態を指します。これに対して、心的・精神的な要因によるものを心因性EDと呼びます。

20代における器質性EDの原因

内分泌異常:ホルモンバランスの乱れ、特にテストステロンの不足が勃起に影響を及ぼすことがあります。

薬物の副作用:一部の薬物や違法ドラッグの使用がEDを引き起こすことが知られています。

神経系の障害:事故や疾患による神経の損傷が勃起の原因となることもあります。

循環器系の問題:高血圧、動脈硬化などの循環器系の問題は、若い世代でも発症する可能性があります。

外傷:事故やスポーツなどでの外傷が、勃起の機能に影響を及ぼすことが考えられます。

ライフスタイルの問題:喫煙、過度のアルコール摂取、不健康な食生活などの生活習慣がEDの原因となることもあります。

対処法は?

心因性EDの対処は、まず原因を明確にすることから始まります。

カウンセリング:ED問題に特化したクリニックでカウンセリングを受けることで、原因や解決のヒントを得ることができます。

コミュニケーション:パートナーとのコミュニケーションを深め、相手の理解やサポートを得ることは非常に重要です。

ライフスタイルの見直し:健康的な食生活、適度な運動、十分な休息など、基本的な生活習慣の見直しも大切です。

ED治療薬の活用:調子が悪い状態が続くと、精神的プレッシャーなどで悪循環となります。一時的にでもED治療薬を使用することをお勧めしております。

まとめ

20代の心因性EDは、若さゆえのプレッシャーや不安が大きな原因となっています。しかし、適切な対処やサポートを受けることで、多くのケースで改善が見込めます。自分一人で悩むことなく、専門家や大切な人とのコミュニケーションを大切にしましょう。


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