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美容外科での事故が増加中?!船橋中央クリニック院長・元神賢太が深掘り解説NULL

2024/04/24

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美容外科での事故が増加中?!船橋中央クリニック院長・元神賢太が深掘り解説

船橋中央クリニックの元神賢太医師

美容外科治療は今や社会において非常に人気がありますが、その反面で、未熟な医師による治療事故も顕著に増加しています。このような状況はなぜ発生しているのでしょうか?本記事では、船橋中央クリニックの院長である元神賢太が、美容外科分野における事故の原因と具体的な事例を詳細に分析し、美容外科治療を受ける患者様が事故に遭わないための対策を提言します。

まぶたに穴をあけて眼球を露出した事故の話

テレビCMをはじめ、各メディアに積極的に広告をして、洗練されたイメージで知られる全国展開の大手美容クリニックから、驚くべき事故の詳細が最近明らかになりました。この大手美容クリニックでは働いていた看護師さんの衝撃的な告白は次の通りです。

「二重まぶた整形の施術で、『医師が患者さんのまぶたに穴を開けてしまった』という話は聞いたことがあります。切開による施術でメスを入れすぎて、眼球が露出してしまったのです。 クリニックには研修医上がりの若手の医師が多かったのですが、彼らは臨床経験が乏しいままに現場に立ちます。まぶたの構造をよく理解しないまま執刀したため、皮膚を切りすぎてしまったというのです。」と言う告白です。

また同じクリニックの別の看護師も「私が立ち会った別の施術でも、看護師が医師に『まぶたの皮膚を切りすぎています!』と進言して、一大事になるのを回避する場面もありました。 術後の腫れは本来、1週間もあればおさまりますが、そうした事故があった場合は皮膚が再生するまでにかなりの回復期間を要します。患者さんが不安を覚えて相談に来ても、『腫れが引くまでのダウンタイムだから』と言い訳してごまかすこともしばしばでした」と告白していました。

この告白から、医師の技術が明らかに未熟のために起こっている事故がこのクリニックで多発していることが分かります。

出典元:

ヤフーニュース:美容クリニックトラブル〉「メスを入れすぎて眼球が露出」「ダウンタイムと言ってミスをごまかす」有名美容クリニック看護師が告発する風変わりな服務規律と杜撰な管理体制

https://shueisha.online/articles/-/250215

まぶたに穴を開けて眼球を露出した事故から学ぶべき教訓

このようなまぶたの手術で眼球が露出してしまう事故が起こる背景には、医師の未熟さが大きく関与しています。現在、多くの医師が研修を終えた直後に美容外科の職場に入るケースが増えています。その結果、手術経験がほとんどない状態で、美容外科の非常に繊細な手術を担当することになります。このため、本来経験豊富な医師であれば避けられるはずの、過剰な皮膚切開や眼球露出といった重大な事故につながっているのです。特に前述の事故例は、外科経験のある医師ならば考えられないミスであり、手術未経験の医師が直面している現実を浮き彫りにしています。これは、医師の臨床経験不足が直接的な原因であり、研修医上がりの医師を大量に就職させている大手美容外科では必然的に起こり得る事故なのです。

TCB医師募集

↑大手美容外科ホームページに掲載されている研修医の医師募集

看護師が行うハイフ治療中の事故事例

顔やあごのたるみを取るために用いられるハイフ(高強度焦点超音波)治療が、事故の原因となったケースがあります。大阪府警によると、ある美容クリニックで40代の女性医師と女性看護師2人が、業務上過失傷害容疑で書類送検されました。この事故は、30代女性患者がハイフ治療を受けた際に発生しました。冷却措置を施さず、患者の反応を十分に確認しないまま治療を進めた結果、患者は首や顔に重度のやけどを負い、その治癒には約2週間を要しました。

ハイフは医師が行うべき治療

ハイフ(高強度焦点超音波)治療は、皮膚の下の深い筋層にまで熱エネルギーを届ける非常に高度な技術です。この治療は、わずかな操作ミスが神経損傷や重度の火傷を引き起こすリスクを伴います。特に、ハンドピースの皮膚への密着が不十分な場合、高熱により患者に火傷を負わせる事故が発生する可能性があります。このような高リスクの治療は、患者の安全を最優先に考えるクリニックでは、経験豊富な医師が直接行うべきです。しかし、過去に報告された事故例を見ると、一部のクリニックでは看護師がハイフ治療を実施しており、これが事故の一因となっています。現在、多くの大手美容外科クリニックでも主に看護師がこの治療を担当しており、表面上は問題ないように見えても、実際には多くの事故が発生しているという事実があります。

売上アップのみを追求する大手美容外科クリニックの問題点

多くの大手美容外科クリニックでは、売上の増加が主要な目標とされ、その結果として売上が1000億円を超えるなど、経済的な成功を大々的に宣伝しています。しかし、これらのクリニックが本当に患者の幸せを最優先に考えた医療を提供しているかについては疑問が残ります。売上を重視するあまり、治療の質が犠牲になるケースが見受けられ、事故が頻発しているのが現状です。

このような環境では、医師や看護師が十分な研修を受けずに高度な治療を行うことが要求されることが多く、これが治療中の事故に直結しています。実際に、美容外科の治療で求められる高い技術や患者への丁寧な対応がおろそかにされることが少なくありません。さらに、事故が発生した際の対応も、クリニックの評判保持のために、問題を隠蔽する方向で進められることもあります。

TCB売上目標

↑大手美容外科ホームページに掲載されている売上目標

大手美容外科における事故の隠蔽問題

大手美容外科クリニックでは、事故が公になることを避けるために専属スタッフを配置しています。これらのスタッフは、事故発生時に迅速に対応し、患者やその家族との間で示談交渉を行うことで、事件がメディアに報じられることがないように努めています。このような対応は、表面的なクリニックのイメージを守るためかもしれませんが、真実が隠されることになります。私自身、長年美容外科医として活動してきた経験から言えば、美容外科で発生した事故についての情報は、業界内でしばしば耳にします。その中には大手クリニックによるものも少なくありません。一部の事故は報道されるほどの重大なものでありながら、最終的に公にされない理由は、ほとんどが示談による解決を選ぶからです。

美容外科で事故に遭わないための注意点

美容外科での治療を検討する際、最も避けたいのは事故に遭うことです。安全な治療を受けるためには、以下のポイントを基準に医療機関や医師を選ぶことが重要です。

■価格だけで選ばない
安価な治療の背後にはリスクが存在することがあります。例えば、低価格が実現する理由の一つには、経験不足の新米医師が施術を担当している可能性が考えられます。

■医師の美容外科経験年数を確認する
美容外科の分野では、経験年数が技術に大きく影響します。2、3年の経験しかない医師と10年以上の経験を持つ医師では、技術面で明らかな差が存在します。

■医師の外科経験を重視する
美容外科を行う前に外科や形成外科でのキャリアを積んでいる医師は、高度な技術を有しています。これらの経験は美容手術の質を向上させるために不可欠です。

■クリニック名ではなく医師で選ぶ
多くの医師が所属する大手クリニックでも、担当する医師が新人である可能性があります。そのため、クリニックの名声ではなく、直接治療を行う医師のスキルと経験に基づいて選ぶべきです。

まとめ

本記事を通じて、大手美容外科で発生した事故の実例や、その背後にある原因となった要因を詳しく解説しました。美容外科の事故は、多くの場合、医師の未熟さよって発生します。事故に遭わないためには、クリニック選びと医師選びが極めて重要です。美容外科を選ぶ際は、価格だけでなく医師の経験年数や専門性、過去の治療実績を重視することが必要です。美容手術は、見た目を美しくするためのものですが、その過程で自身の健康を損なう事故に遭うリスクは最小限に抑えるべきです。この記事が美容外科を選ぶ際の参考になり、事故のない安全な治療を受ける助けとなることを心から願います。美容外科での事故を避け、信頼できる医療サービスを受けるためにも、適切な情報と知識のもとで慎重に医師を選択してください。

筆者:元神 賢太
船橋中央クリニック院長/青山セレスクリニック理事長。1999年慶応義塾大学医学部卒。外科専門医(日本外科学会認定)。美容外科専門医(日本美容外科学会認定)。美容外科医師会理事。美容外科医・包茎治療・ペニス治療として20年以上のキャリアがある。男性器を問わず、多くの性器の美容外科手術を行っている。男性向けの性講座Youtube「元神チャンネル」は好評を博している。

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