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カテゴリー:包茎

2024/04/07

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包茎手術治療・手術の料金にまつわるトラブル・事故と裁判・訴訟の深掘り

元神院長

近年、包茎手術に関連する料金トラブル・事故や訴訟・裁判が急増しています。本ブログでは、包茎手術の費用問題に起因する多数の金銭的紛争や訴訟・裁判に焦点を当て、具体的な事例を交えて詳細に解説します。消費者センターや裁判所での実際の訴訟を紹介し、消費者が直面する問題を深く掘り下げます。包茎手術を考える方々にとって、このようなトラブルや訴訟・裁判の情報は非常に重要であり、適切な対処法を知るためにも、本記事を通じて訴訟・裁判の事例をご案内します。

訴訟に至った事例1: 広告と現実のギャップに驚愕

25歳の男性が雑誌の広告を見て、10万円で行える包茎手術のクリニックに興味を持ったケースがあります。広告を信じて新宿のクリニックに連絡し、診察を受けに行きました。しかし、診察の結果、予想外の70万円から100万円の手術費用を提示され、被害者は驚きました。医師は、手術しなければ状態が悪化すると警告し、手術が必要な「嵌頓包茎」と診断しました。被害者はどこのクリニックも同様の費用になると言われ、手術を決意。手術は約15分で終了しましたが、後で詳細な診断内容と費用の内訳を確認したところ、クリニックの診断は「嵌頓包茎」で、環状切開術が20万円、亀頭下形成術が80万円、合計で消費税を含む105万円の治療費が請求されました。環状切開術には基本と精密の違いで価格が異なり、それぞれ基本環状切除が10 万 円で、精密環状切除が 20 万円となり、亀頭下形成術も10万円から80万円と幅広い料金設定がありました。最終的にこの男性はクリニックに対して料金の減額を求めたものの、クリニックは応じず、事態は訴訟・裁判にまで発展しました。このケースは最終的に和解に至りましたが、広告と現実のギャップにより訴訟・裁判となる事例は少なくありません。

出典元:

国民生活センター「包茎手術等の一部返金に関する紛争」

訴訟に至った事例1の問題点詳細分析

事例1を深掘りすると、以下の重要なの問題点が浮かび上がります。

■手術をしないと悪化するケースではない

まず、医学的な必要性の欠如が指摘されます。仮性包茎、嵌頓包茎、真性包茎のように異なる種類の包茎が存在し、それぞれの手術内容や時間、費用に違いがあることは医学的に認められています。特に嵌頓包茎では、絞扼による皮膚壊死のリスクがあり、緊急性を伴うケースも存在します。しかし、事例1の患者の状況を考慮すると、そのような緊急の必要性はなかったと推察されます。医師は、患者を急いで手術に導くことに対し、医学的根拠が不十分であった可能性が高いです。

■精密な縫合と基本縫合の価格差

「精密な縫合」と称して料金を増額するクリニックの問題を指摘します。これは、通常の縫合と比べて技術的に高度であることを理由に追加料金を請求するものですが、これを積極的に行うクリニックは、間違いなく営利を優先していると考えられます。「細かく縫合する」といった言葉を使い、追加オプションとして提示するクリニックも同様の問題を抱えています。

■亀頭下形成術の幅広い料金設定

亀頭下形成術に関する料金設定の問題があります。亀頭直下の傷跡や陰茎の皮膚下の組織量を調整することを理由に料金設定が行われますが、これも消費者を惑わせるため、また手術費用を不当に高額にするためのオプションと捉えることできます。

訴訟となった事例2

包茎トラブルで裁判のなった男性

ある男性がウェブ広告で目にした包茎手術の広告に興味を持ちました。この広告は包茎治療と治療費7万円を宣伝していました。また、「明瞭で安価な治療費用」「プライバシー保護」「無料のカウンセリング診断」といった言葉が目立っていました。これにより、専門医の意見と具体的な費用を知るために無料カウンセリングのみを受けることに決めました。電話予約した際には、「診察しないと正確な金額は分からないが、基本は7万円から」との説明がありました。カウンセリング当日、クリニックで体調や病歴に関する質問を受けた後、診察室で執刀医に指示されてズボンを脱ぎました。「ほとんど真性包茎」「今日中の手術が必要」「保険適用外」「亀頭強化が必要」との説明の後、触診を受けました。その結果、基本手術費が45万円、見た目を整える追加オプションと亀頭強化注射50万円で合計140万円程度になると告げられました。当初は7万円程度と考えていたため、この高額な費用に驚き、払えないと判断して断ろうとしましたが、帰らせてくれず、執刀医から専門用語を交えた早口の説明があり、かつその内容を十分に理解することができませんでした。その後カウンセリングの部屋から出させてもらえず、半ば軟禁状態でカウンセラーから2時間以上も手術をするように説得され、「他のクリニックではもっと高額」「特別な医療ローンを組む」といった提案を受け、結局焦って契約をしてしまいました。手術終了後、男性は最終的にクリニックに減額を求めましたが、クリニックは応じなかったため最終的に訴訟・裁判となりました(後に和解)。

訴訟となった事例2の核心的問題点の分析

事例2の問題点をあげると以下のとおりです。

■軟禁状態でのカウンセリング

事例2における訴訟・裁判の主要な問題点は、患者を半ば軟禁状態に置いたカウンセリング環境です。この問題は、包茎手術を専門とするクリニックだけでなく、美容外科全般に見られる傾向です。特に、患者が個室に閉じ込められ、長時間にわたる圧力の下でカウンセリングを受けるケースが散見されます。最近、ヤフーニュースで取り上げられた事例では、TCBクリニックでの涙袋の治療を受けた患者も2時間に及ぶ困難なカウンセリングを経験したと報じられました。このような状況は、患者の自由意志を尊重しない強引な商法の一例として、訴訟・裁判でも重要な争点となります。

■見た目を整える追加オプション

見た目を整える"ための追加オプションに関しては、この種のオプションは純粋に商業的な目的で設定されていることは明らかです。「細かく縫合する」というオプションと同様、これらは医療的必要性よりも金儲けを優先する行為です。

■亀頭強化が必要と勧める

亀頭強化も必要な治療ではありません。真性包茎で亀頭が露出した際はたしかに手術直後には刺激に弱く、敏感なので、痛みがあります。ただし、これは通常は1か月程度で慣れます。包茎治療の手術と一緒に受ける必要はありません。

 

医療から日常まで:広範囲にわたる高圧販売の問題点

包茎トラブルで裁判を回避するためのアドバイス

包茎手術のトラブル・事故や訴訟・裁判の話は、医療や美容外科業界に限らず、広く様々な分野で同様の問題が発生しています。この問題は、説得力のある言葉を使って不必要な高額商品やサービスを売りつける手口に共通しています。訪問販売や電話勧誘販売では、特に高齢者が不要な商品を購入させられるケースが多く、エステサロンや語学教室などのサービス業界でも、十分な理解や総費用の把握なく高額な長期契約に誘導される事例があります。消費者は、こうした高額な契約に同意する前に、即決を迫る状況に警戒し、必要な調査を行うことが非常に重要です。情報の確認と理解を徹底し、納得のいく決断をすることが求められます。この問題は包茎手術における訴訟・裁判の事例に限らず、日常生活の中で幅広く見受けられるため、広範囲にわたって注意が必要となります。

包茎手術クリニック選択のための重要なガイドライン

適切な包茎手術クリニックを選ぶためには、訴訟・裁判に発展するようなトラブルを避けるためにも、包茎治療に関する知識と事前の徹底したクリニックの調査が欠かせません。残念ながら、不適切な医療を提供する医師が存在するのが現実です。このような状況から身を守るため、自由診療や包茎治療クリニックを選ぶ際には、以下のいくつかの重要なポイントに注意を払うことが求められます。

■相場を大きく下回る広告での料金表示

包茎手術を選ぶ際、広告で見かける市場相場を大きく下回る料金設定は慎重に扱うべきです。自由診療における料金は通常高額になることが多く、安さだけでクリニックを選択するとリスクを伴うことがあります。重要なのは、複数のクリニックの料金を比較し、包茎手術の一般的な相場を十分に理解することです。特に、極端に低い料金設定は、強引なアップセールスを伴うケースが多く見られます。

■即時契約を促すクリニックに対する注意

包茎手術クリニック選びにおいて重要なのは、即時契約を促すクリニックに対して警戒することです。特にカウンセリング当日に契約を急がせるクリニックには、慎重な対応が必要です。医師から「重症で放置すると悪化する」や「緊急に手術が必要」といった緊急性を煽るような言葉を聞いた際は、特に慎重に判断することが求められます。こうした言葉は、感情に訴えるものであり、医療的な必要性に基づいていない可能性があります。また、異なるクリニックでカウンセリングを受け、各クリニックの施術内容や治療法を比較検討することも重要です。これにより、提案されている治療が自分に本当に適切か、他のクリニックではどのような治療が行われているのか、客観的に判断することができます。以上の点を踏まえ、クリニック選びに際しては、契約を急がせる圧力に屈せず、十分な検討時間を取ること、複数の意見を聞くことが非常に重要となります。これにより、訴訟・裁判に発展するようなトラブルを未然に防ぐことができ、自分にとって最適な治療法を見つけることが可能となります。

■派手な広告戦略

包茎手術クリニック選択時に注意すべき点の一つに、派手な広告戦略が挙げられます。特にテレビCMなどを頻繁に放映している自由診療クリニックは、膨大な広告費を支出している可能性が高いです。一回の全国ネットテレビCM放送には数百万円がかかり、月契約であれば数千万円にものぼり、年間では億単位の費用がかかることも珍しくありません。これほどの広告費をかけるクリニックは、自身のビジネスから相応の売上を得る必要があります。このことは、治療費用に反映され、結果として患者の負担が増加する可能性があります。そのため、広告に惹かれてクリニックを選ぶ際には、その背後にある財政的側面を理解し、広告費用が治療費にどの程度影響しているのかを慎重に検討することが重要です。派手な広告による印象だけでなく、クリニックの信頼性や実績、実際の患者の声など、多面的な情報を参照して適切なクリニック選択を行うことが、賢明な判断につながります

まとめ:包茎手術治療・手術の料金のトラブル・事故や訴訟・裁判から学ぶ

元神院長

このブログでは、包茎手術に関連する料金トラブル・事故や訴訟・裁判を通じて浮き彫りになった数々の問題点について考察しました。重要なポイントとしては、患者が即契約や即手術に追い込まれる状況、不適切な説明のもとで追加治療が行われるケースがあります。これらは、患者にとって不利益をもたらす可能性が高い事態です。トラブルや疑問が生じた際には、消費者センターや地域の保健所への相談が有効です。また、クリニック選びに際しては、医師の経歴や経験の確認、料金体系の透明性、派手な広告に惑わされない慎重な選択、即決を迫るクリニックへの警戒が不可欠です。本ブログ記事が包茎手術を考える方々にとって有益な情報となり、適切な医療を受けるための一助になることを心から願います。

筆者:元神 賢太
船橋中央クリニック院長/青山セレスクリニック理事長。1999年慶応義塾大学医学部卒。外科専門医(日本外科学会認定)。美容外科専門医(日本美容外科学会認定)。美容外科医師会理事。美容外科医・包茎治療・ペニス治療として20年以上のキャリアがある。男性器を問わず、多くの性器の美容外科手術を行っている。男性向けの性講座Youtube「元神チャンネル」は好評を博している。

【関連項目】

元神医師が担当する包茎手術の相談はこちら

 

 

 

 

 

 

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お悩みの方は是非参考にしてください。

 

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女子のホンネ、元AV女優ならではの面白いお話もたくさんありました。(笑)
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その点を詳しく解説しております。思い当たる方がいらっしゃいましたらぜひご相談ください。

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実際にアンケート調査を行い、その結果をお届けしております。

治療後の生活や痛みが心配な方、仕上がりについて心配な方は是非参考にしてください。

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  • 平成11年3月 慶應義塾大学医学部卒
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  • 平成15年12月 船橋中央クリニック院長
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