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船橋中央クリニック元神賢太医師が語る美容治療・包茎手術の事故についてNULL

2024/04/16

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船橋中央クリニック元神賢太医師が語る美容治療・包茎手術の事故について

船橋中央クリニックの元神賢太医師

船橋中央クリニックで長年美容外科治療・男性のペニス治療・包茎手術に携わってきた私、元神賢太は、美容整形の人気が高まるにつれて、美容クリニックの数が増加し続けている事実をこれまでさまざまな記事で指摘してきました。一方で、これに伴う医療事故の増加も無視できない問題です。本ブログでは、華やかな美容外科の裏に隠れたリスクと、それに伴う事故や訴訟についての深刻な現状を解説します。船橋中央クリニックの元神賢太医師が、美容治療の医療事故について、これまで実際に起きた事故やその原因についても詳しく語ります。

医療事故とは

医療事故とは、医療提供過程において、医療提供者の過失や医療機器の不具合などにより、患者に予期しない健康被害が発生することを指します。これには、治療のミス、誤診、手術中の誤り、適切な治療が遅れることによる影響、または医療機器や薬剤の誤用などが含まれます。

合併症は事故?

合併症は事故にあたるのでしょうか?多くの方が医療事故について誤解を持っていることがあります。特に、美容外科治療において副作用や合併症が発生した場合、それが直ちにに医療事故とは言えないという点です。私、元神賢太は船橋中央クリニックで長年美容外科治療行っていますが、手術における副作用や合併症は医療事故とは別物であり、これらは多くの場合、治療の一般的なリスクとして考えられます。一方、医師の明らかなミスや治療方針の誤りが原因で合併症が発生した場合、これを医療事故または医療過誤と定義します。

美容外科の医療事故例:船橋中央クリニック元神賢太医師からの解説

美容外科治療の分野で起こり得る医療事故について、船橋中央クリニック医師の私元神賢太が具体的な例とその背後にある原因を深掘りして説明します。医療事故は患者に予期せぬ健康被害を与える事件であり、美容外科では特に注意が必要です。

■呼吸管理ミスによる死亡事故

呼吸管理ミスによる死亡事故は日本の美容外科において最も多い医療事故です。近年、このタイプの事故が増加している背景には、麻酔に関する適切な訓練を受けていない医師による手術が増えていることがあります。かつて多くの美容外科においては、静脈麻酔は使用せずに局所麻酔のみで手術を行っていました。しかし、患者の快適性と痛みの軽減を目的に、近年は静脈麻酔の使用が普及しています。痛みを軽減して、患者が快適に治療を受けられるというのは非常によいことですが、問題なのは、麻酔の管理ができない美容外科医師が増えていることです。現在日本全国で増加している美容外科クリニックの多くで、医師たちは医学部を卒業後、わずか2年間の研修を終えてから直ちに大手美容外科クリニックに就職しています。この研修医制度では、麻酔科が必修科目でないため、美容外科を専門とする医師の中には、麻酔に関する実践的な経験がほとんどまたは全くないまま、静脈麻酔を行うケースが少なくありません。このような状況は、静脈麻酔の誤用による事故リスクを高め、重大な医療事故も実際に起こっているのです。静脈麻酔とそのリスクについてですが、静脈麻酔薬には呼吸抑制の副作用が伴うことが知られています。麻酔の深さが増すにつれ、患者の呼吸が停止する危険性が高まります。このようなリスクを管理するためには、麻酔を施す医師が患者の呼吸状態を常にモニタリングし、必要に応じて迅速に酸素投与や気道確保などの対応を行うことが極めて重要です。しかし、残念ながら、基本的なこれらの医療プロトコルを適切に実行できない美容外科医師が増えているというのが現状です。また、現在美容外科の多くで使用されている静脈麻酔薬がプロポフォール(ディプリバン)という薬剤ですが、多くの事故はこの薬を使用している際に発生しています。マイケルジャクソンが死亡したのもこの薬剤です。プロポフォールは特に呼吸抑制が他の静脈麻酔薬より強い傾向があります。長い手術でプロポフォールを静脈麻酔薬として使用するのは危険だと私、元神賢太は考えます。2006年に代官山美容外科(現在は廃業)で豊胸手術後の患者が死亡した事故については静脈麻酔薬で死亡したと見られます。

■脂肪吸引でお腹に穴をあけた死亡事故

2009年に発生した脂肪吸引手術中の致命的な事故は、美容外科業界に衝撃を与えたニュースでした。この事故では医師が患者の腹部を深く刺してしまい、その結果患者が死亡するという痛ましい出来事でした。この医療事故は、美容外科医師が逮捕された初めてのケースとしても知られています。裁判においては、医師が脂肪吸引中に使用した吸引管の先端の位置を適切に確認せず、腹壁や腸を傷つけてしまい、患者は2日後に脱水症状で死亡したことが明らかにされました。事故を起こした医師には禁錮1年6月、執行猶予3年の判決が下されました。

出典元:

品川美容外科の脂肪吸引事故、医師に有罪判決

■脂肪吸引による窒息死事故

最近、美容外科治療における重大な事故として、頬部の脂肪吸引後に窒息死した患者の事例が報告されました。この悲劇は、HAAB DREAM BEAUTY CLINIC大阪梅田院(ハーブビューティークリニック東京青山の外苑前にある系列施設)で手術を行った男性医師によるもので、業務上過失致死の疑いで書類送検されました。警察の調査によると、手術を担当した医師が救急要請を含む適切な医療措置の指示を怠ったことにより、患者が適切な医療を受けられずに命を落とす事態に至ったとされています。

■ 脂肪注入による死亡事故

脂肪注入手術は、余分な体脂肪を脂肪吸引で取り除き、別の部位に再注入してボリュームを増やす人気のある方法です。この手術は国内外で広く行われていますが、重大なリスクを伴うこともあります。特に、ブラジリアン・バット・リフト(BBL)のように、脂肪を臀部に移植する手術は、他の美容手術よりも合併症のリスクが高いとされています。この手術による脂肪塞栓症は、脂肪が血流に入り込んで血管を塞ぎ、最悪の場合、死亡に至る事故が発生しています。日本国内でも、バストへの脂肪注入による死亡事故が報告されており、手術行う医師には高い注意が求められています。これらの事故は訴訟の対象となることが多く、医療安全と患者保護の観点から、適切な手技と事前のリスク説明が必須です。船橋中央クリニックでは、これらの高リスクな美容手術を行う際には、患者の安全を最優先に考慮し、万全の体制で臨むよう努めています。

まとめ

美容外科治療は多くの場合非常に安全ですが、特に静脈麻酔薬を使用する手術においては医療事故が報告されています。また、この記事で触れたように、脂肪吸引や脂肪注入に関連した重大な事故が特に多く見られます。美容外科手術における安全性を確保するためには、信頼できる医療機関を選び、熟練した医師による治療を受けることが極めて重要です。船橋中央クリニック及び青山セレスクリニックでは患者様の安全を第一に考慮し、最新の医療知識と技術を提供することに尽力しています。事故のリスクを最小限に抑えるためにも、慎重な医師選びとクリニック選びが必要であり、訴訟や事故のリスクを避けるためにも、これらの選択には特に注意を払うべきです。

筆者:元神 賢太
船橋中央クリニック院長/青山セレスクリニック理事長。1999年慶応義塾大学医学部卒。外科専門医(日本外科学会認定)。美容外科専門医(日本美容外科学会認定)。美容外科医師会理事。美容外科医・包茎治療・ペニス治療として20年以上のキャリアがある。男性器を問わず、多くの性器の美容外科手術を行っている。男性向けの性講座Youtube「元神チャンネル」は好評を博している。

【関連項目】

【包茎手術治療・手術の料金にまつわるトラブルと裁判の深掘り】専門医が解説

ハーブドリームの脂肪吸引の死亡事故の確率とは?事故も分析

【医師が注意喚起】ハイフ治療で事故多発!?後悔する前に知っておきたい事

大手包茎専門クリニックが閉院?(ブログを始めた理由②)

 

 

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